SF大会では何がおこなわれるのか?

 

 毎年開催されるSF大会では何が行われているのか・・・??という方もいらっしゃることでしょう。

 ここでいう企画とは、T-con2003(以下「T3」)でおこなわれる多種多様なプログラムのことを指します。

 SF大会では、オープニング(開会式)、クロージング(閉会式)はもとより、その場にいる1500人全員が参加できる「全体企画」と、学校の授業や学会でのプログラムにあたる「分科会企画」、大会期間を通して設置される「常設企画」とに分けられます。

 全体企画は1500人収容できる会場での各種SF賞の授賞式、立食パーティー、オープニングフィルム上映、などが挙げられます。

 分科会企画とは、SFをテーマとした講演会・パネルディスカッションといった形式のものから、お茶会、宴会形式のファン集会・ファンの集い的なものまで、開催中に同時並行的に行われる多種多様なプログラムのことです。一般的に分科会は2時間を一単位として行われ、各々が自らの趣味・嗜好により自由に選択し見て回ることができます。

 全体企画や常設企画により参加者全員が共通体験を味わい、なおかつ分科会企画によって参加者一人一人が自分の嗜好にあわせたSFイベントを体験できます。

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ゲストのトークショー

カルタゲーム大会

コンサート

ゲストとの交流会

キングギドラ折り紙

 

過去のSF大会の様子

 

、過去の大会のレポート集は、ここです。参考にしてください。

 http://www.hi-ho.ne.jp/one7/sf2001.htm (2001年大会)

 http://www.hi-ho.ne.jp/one7/u-con.htm (2002年大会)

  これまでのSF大会の開催記録 一覧表  過去の大会の公式Webサイトのリンクがあります。

 

 

日本SF大会でおこなわれる代表的な企画アラカルト

 

 

星雲賞の投票   星雲賞授賞式

 

 

 星雲賞は、日本のSF及び周辺ジャンルのアワードとしては最も長い歴史を誇り、同時に権威あるSF賞です。

 星雲賞は、前年度に発表された作品の中から、SF大会参加者のファン投票により最優秀作品を選ぶものです。

 SF大会に参加すれば、あなたに、その貴重な一票が与えられ、星雲賞を選ぶことができます。T3では第34回星雲賞の発表・表彰式を行います。

 この受賞者が次代の文化を担うものになり、それを選ぶのはSF大会に参加するあなただということは言うまでもありません。

 

(参考)過去の星雲賞受賞作品の一覧

 

 日本SFファンジン大賞

 

 

 星雲賞は、SFファンジン大賞は、その一年間に発行されたファンジンおよびその掲載作品を対象とする年次の賞で、大賞(ベストファンジン)と六つの部門賞よりなり、いずれもSFファンジン大賞選考委員会での協議によって決定されます。一九八二年の設立以来、毎年、日本SF大会の席上で選考会ならびに授賞式がおこなわれるならわしで、今年で二十回となりました。選考委員は互選によって組織され、今回は、柴野拓美、新戸雅章、巽孝之、阿部毅、川合康雄、牧眞司の六名が、選考にあたることになっています。

 一方、柴野拓美賞は、日本ファンダムに対し大きな貢献のあった人物に与えられるもの。設立は、SFファンジン大賞と同じ一九八二年ですが、これは選考委員会とは別個に、柴野氏個人が選びます。

 もともと日本ファンダムには、星雲賞に先行して「ファンダム賞」という日本SFファングループ連合会議が主催する年次の賞がありました。これは日本SF界に対して功績のあったプロ/ファンに与えられるものでしたが、この賞のあり方が当時のSF界の状況とそぐわない面が出てきたため、日本SF大会参加者の投票による作品賞「星雲賞」の発足と前後して、「ファンダム賞」は取り止めになりました。

 しかし、たとえばヒューゴー賞にも、ファンジン部門、ファンライター部門、ファンアーティスト部門があるように、日本でもSF大会の席上でファン活動を評価する賞があるべきではないかという考えに基づき、第二十一回日本SF大会実行委員会の働きかけにより、同大会で第一回のSFファンジン大賞が選ばれました。

 ともすれば埋もれてしまいがちなファン活動を評価・応援し、優れた業績を歴史にとどめるという趣旨のこの賞は、各年の日本SF大会実行委員会の理解と協力を得てこれまで継続してきました。

 これをお読みになっているみなさんへのお願いです。SFファンジン大賞は、日本SFファンダムの活動を活性化するひとつの契機であるとご理解いただき、積極的に作品(ファンジン)をご応募ください。

(文責・牧 眞司)

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(参考)過去のファンジン大賞受賞作品の一覧

ファンジン大賞応募要綱

 

ディーラーズルーム

 

 

 ディーラーズルームは、同人誌や自主作成グッズ等の展示即売の場です。SFを読んだり見たりしているうちに思わずつくってしまった、または小説を書いてみた、等といった表現物を販売・発表できます。ガレージキットや映像・ゲーム等幅広いジャンル・メディアの出店があります。出店する側もSFファンならお客もSFファン。新しい交流が生まれる場でもあります。

ディーラーズルーム出店申し込み方法

(満員御礼となり、出店申込みは締め切りました)

 

SFアートギャラリー

 

 「SFは絵だねぇ」という、野田昌宏大元帥の名言があるように、絵はSFファンのすさんだ心を癒してくれます。絵描きのあなたへ、ぜひ参加者の心を癒してください(ついでにわたしたちスタッフの心も・・・・ポカッ)。

 T-con2003では、自主企画「SFアートギャラリー」が開催されます。この企画はアマチュア、プロを問わずSFアートを描く方々の発表の場で、第32回日本SF大会DAICON6で開催されて以来、参加者に楽しみにされている企画の一つです。
SF創作活動の中でもSFアートについては発表の場がほとんどありません。きっと、お嘆きの方も多いはず。T-con2003にはその貴重な場があります。
 「SFアートギャラリー」の申込や展示は、参加者であれば、どなたでも展示して頂けます。ただし額装はご自分でご用意下さい。また手作りの企画であるため、準備や撤収、受付などのお手伝いをしていただきます。面倒くさいなんて言っちゃいけません、「SFアートギャラリー」に企画参加することで、他のSFアートファンとも出会えるのです。きっとあなたの創作活動にプラスになりますよ。さぁ、ぜひT−con2003に参加し、あなたのご自慢のアート作品をお披露目してください。

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SFアートギャラリー応募要綱

 

キッズコン

 

さて今回のキッズコンは・・・

2泊3日という長丁場の第42回日本SF大会。親は夜中の企画でへとへとなのに、子どもは元気!だとしたら・・・。そんな状況に対応できるキッズコンにしたいと野望を燃やしています。参加してね!


○わらしべ長者ゲーム

『わらしべ長者』の話を知らない人はいませんよね?アレのSF大会版をやろうというのがこの企画。子どもたちのグループが「侍ジャイアンツの鉛筆」「マジンガーZのトランプ(放映当時のもの)」なんてーのを持って、大人の大会参加者にお願いします。「これをあなたが持っている何かと交換してください」。これをどんどん進めていったら、一体どんな物になるでしょう?もしかして、おつまみ?星雲賞作家のサイン?それとも?・・・子どもたちは無事長者になることができるでしょうか?結果は壁新聞にして報告する予定です。

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大会を楽しむあなたのもとに、子供の集団が押しかけて「何かと交換して〜!」と言って来たら邪険にあしらわず、何でも良いので温かい心で交換してあげて下さい。決して怪しい集団や、親父狩り等では無いので安心して下さい。
スタートの品物は、今ではなかなか手に入らない「カムイ外伝」「ノーマン」などの自由帳!(1970年代のモノです)ここから出発して交換を続け、最後はどんなものになるのかお楽しみ。協力者には長者シールを進呈です。
日時:7月19日(土)18:45 パーティ会場からスタート
           20日(日)20:00 パーティ会場からスタート
   両日とも1時間強程度の予定
受付:19日 キッズコンにて17:30から受け付け(2日分とも)
※小さいお子さんは、保護者同伴でお願いします。そっと見守ってください。

○キッズコン−餅つき
全国的に3時はおやつの時間。小腹がすいたらお餅もいいかも。
というわけで、お外の駐車場で餅つきをします。
20日、もちろん時間は午後3時から。
小さいお子さんが餅つきをする場合は、保護者の同伴をお願いします。
大きいお友達が餅つきをする場合は、杵を振り回さないでね。

○バトン教室 in キッズコン
カッコよく!
華麗(かれい)に!
かろやかに!
あなたも音楽にあわせてバトンをまわしてみませんか?
バトンを持つのがはじめての人にも、やさしく教えます。バトンはこちらでよういします。
もちろん、これまでにバトンをやったことがある人、じぶんでバトンを持っている人もだいかんげいです。
おおぜいのかたのさんかをお待ちしています!
にちじ:7月20日(日) ごご4時00分〜 (およそ30分くらい)
ばしょ:ホテルの玄関のわきの第一駐車場(ちゅうしゃじょう)
うけつけ:ごご3時30分からその場でうけつけます。
*対象は3才以上です。 
*メインはちびっ子たちですが、お父さん・お母さんや、大きいお友達のかたも、ご興味がありましたらお気軽にどうぞ。

○屋根まで飛んだ〜バブルdeキッズコン
水遊びと大きなシャボン玉を楽しむ企画です。大きいシャボン玉を作って、すっぽり入っていただこうというこの企画。もちろん子どもむけ。途中参加もおおいに歓迎です。特例として自称子供と言う方も参加OKです。(けど、シャボン玉の中に入るのは無理かな?)子供心で遊べる方はスタッフとして手伝って!!
※水遊びは大き目のプールを用意しますが、小学校3年生以上には狭いと思われます。
日時:7月20日(日)
   午前10時30分〜12時00分 シャボン玉
   午後1時〜3時 水遊び
場所:ホテルの玄関のわきの第一駐車場
受付:特になし、自由参加
   ただし、人が入れるシャボン玉には人数制限あり。
※小学校低学年以下の小さいお子さんは、必ず保護者同伴でお願いします。

持ち物:水着(私服のままでも構いません)、タオル、着替え、保護者の方は帽子、サンダル(裸足でも構いませんが、怪我をした時の責任は負いかねます)
飲み物(お子さんの水分補給)

○キッズコンの洋服屋さん

ドレスと各種隊員服(アートギャラリー・堀さん、ご提供ありがとうございます)を中心とした、洋服の貸し出しコーナーです。自由に着ていただいて結構です。貸し出しもOK。記念撮影もよし、館内を練り歩くもよし、です。

 

バトルしようぜ! キッズコン
第42回SF大会T−conに来る子供たちへ! バトルしようぜ。
僕はとっても弱いけど、ゲームが好きです。そこで、SFの大好きなお父さんやお母さんと一緒に来るみんなと、対戦してみたいと思ってます。もしも、僕や他のみんなとバトルしたい人は、ここをクリックしてください。

 

○もちろん
ポット、おもちゃ、ベビーベット、おりがみ、本、など、定番のモノも用意します。

他にも、水遊びができないかな〜、とか、ボディペインティングはできないかな〜とか、会場オリエンテーリングはできないかな〜、なんて、色々画策中。きっずこんでは、以下の準備を進めています。
どんなことをするかは、公式サイト、またはプログレスで報告していきます。楽しいアイデアありましたら、実行委員会までご連絡くださいね。

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plan@t-con2003.gr.jp  

 

 

分科会

 

分科会企画とは、SFをテーマとした講演会・パネルディスカッションといった形式のものから、お茶会、宴会形式のファン集会・ファンの集い的なものまで、開催中に同時並行的に行われる多種多様なプログラムのことです。一般的に分科会は2時間を一単位として行われ、各々が自らの趣味・嗜好により自由に選択し見て回ることができます。

T3の分科会は、以下の3つの時間帯にそれぞれの時間帯に応じたテーマで開催されます。

 土曜日(21:00〜26:00頃まで)

 日曜日(11:00〜16:00頃まで)

 日曜日(22:00〜27:00頃まで)

現在の分科会タイムテーブル

 分科会企画紹介

 

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夕食パーティー

 

T3の2回の夕食のすべてがSF大会パーティーとなります。

土曜日は開会式を兼ねたパーティー、日曜日は星雲賞を祝うパーティー。それぞれ楽しい内容となるようパーティー内企画を計画中です。

 

星雲賞受賞パーティー
二日目の夕食は、星雲賞の受賞者の方々を参加者全員でお祝いする立食パーティです!
 どうぞ皆様はパーティを盛りあげるため、ふるって各自「盛装」でお集まりください。(普段着の参加もOKです。)
 また、パーティ会場では、その場で最も素晴らしい盛装(仮装・コスプレ)の方に、マスカレード賞「小谷杯」が授与されます。選考委員長はもちろん小谷真理氏。この機会にぜひ、あなたの秘蔵のファンタスティック&アメージングなコスチュームをご披露ください!

 

 

企画をしようぜ!

 

  SF大会のアクティブな参加には、様々な方法があります。ディーラーとしての参加、スタッフとしての参加などなど、企画参加もその一つです。
 企画は見るよりやる方がはるかに面白いです。あなたのやる企画に来る参加者は、あなたと趣味・嗜好が同じ人です。口下手なあなた、企画をしましょう。目立ちたいあなた、企画をしましょう。仲間を探しているあなた、企画をしましょう。

 

 合宿型大会T-con2003の面白いところは、様々な形態の企画ができるということです。T-con2003の企画会場は、畳とカーペットの二種類の部屋があります。

 畳部屋では車座になっての「○○○のお茶会」や「○○○酒場」など喫茶店や居酒屋で開かれるファン集会に似た企画が可能です。

 カーペット部屋では、昼型の大会でよくある、椅子を並べての講演会やパネルディスカッションが可能です。

 やっぱり企画をするなら合宿型大会が一番なのです。

 

 企画をやりたくなったあなた、一つ注意事項があります。早い時間をお望みでしたら、人より早く「企画もちこみ希望書」をお送り下さい。T-con2003は特別な場合を除いて企画時間枠と企画開催場所は早い者勝ちです。合宿型大会では、早い時間(21:00から翌1:00)はすぐに企画が埋まっていきます。決断したら即行動、これが大切です。

 それでも具体的な企画案がまとまらず企画部屋を確保して実行するにはちょっと怖いと思われているあなた、良い方法があります。
 例えば「SF漫画の部屋」の開き方。夜もふけて目玉企画も少なくなった頃をみはからい、酒場・お茶部屋・喫煙場所などに行きます。お酒やお茶を飲みながらくつろいでいる人に話しかけます。最初は挨拶から。そして頃合を見計らってSF漫画の話をしましょう。その人が乗ってくればもうこっちのもの、「SF漫画の部屋」のできあがりです。この方法で「SFアニメの部屋」だろうが、「SFアートの部屋」だろうが何でもできちゃいます。気がついたらゲストの方々も巻き込んで、20人もの企画に発展していた、なんてのも、合宿大会では良くある話です。

 さぁ、企画をやりましょう!

企画持ち込みについては、こちらへ